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『頭のふらつき,めまい,メニエール症候についての“生理解剖学視点”からの考察』

日常生活においてよくみられるこれらの臨床像は,医学的に主として内耳にある“卵形嚢,球形嚢,半規管”の平衡感覚器の機能異常(障害)によるものと解される.
しかし,正常な身体の平衡感覚の形成にはこれらの内耳の“平衡感覚器”からの情報だけでなく,その他“眼からの視覚情報”ならびに頚部筋からの“筋感覚情報”が必要とされる.
臨床の実際においても,これらの症候が出現している症例の身体的観察にみられる特徴として,特に後頚部筋群の過緊張と筋浮腫が著明である.即ち後頚部筋全体の“筋内環境が悪化”している状況を示す.
この後頚部筋の持続的な過緊張状態により筋下層を走行する頚部脈管系が常に圧迫され,結果として頭部顔面諸器官の血流代謝障害を招くと解される.この血流代謝障害が頭蓋内に存在する卵形嚢や球形嚢,半規管の平衡感覚器にも及ぶことが想定され,その結果,当器官の機能異常が出現するのではないか?と推測される.
又,後頚部筋の過緊張と筋浮腫という筋内環境の悪化状況は,筋内に分布する筋感覚器からの本来の正常な情報伝達が欠如するため,その情報不足が当症候の発現に関わっているのでは?と想定される.

 

『難聴症候についての解剖生理学視点からの考察』

聴覚器である“蝸牛”は身体の平衡感覚器である前庭器官と共に,頭蓋の側頭骨内にある極めて狭い“骨迷路”として埋め込まれた形態で存在している.
その骨迷路の内部には全く同様の形態の“膜迷路”が存在し,迷路内はリンパ液で満たされている.このリンパ液は常に新しく代謝された液質の状態に保たれるために迷路内に動静脈の栄養血管が分布している.従って何らかの要因によって骨迷路内の動静脈間の血流代謝障害が起きれば膜迷路内を満たすリンパ液の組成ならびに流通に何らかの異常(障害)?が及ぶことが想定される.
臨床において難聴症例によくみられる観察像の1つとして,何らかの精神的ストレスと共に頭蓋に至る後頚部筋群ならびに頭蓋筋である側頭筋などに過緊張状態がよくみられることから,これらの筋の過緊張環境においては頭蓋骨の側頭骨内に位置する“蝸牛内組織”の血流代謝にも何らかの悪影響が及ぶであろうことが想定される.その結果が当難聴症候を発現させている可能性もあるのではないか?と空想します.

                                                                                                     内容、お申し込みなど詳しくはこちらまで勉強会月間予定をクリックorタップして投稿内容をご確認下さい。            下記のDVD視聴受講もできます。 

『自律神経系の“身体活動調節視点”からみた慢性病の“発症因子”及びその回復の“阻害因子”』 

『“痛みについての生理学的見解”と筋骨格系の“痛み発現組織”についての臨床的検討』  

『千島学説』及び『“痛みについての生理学的見解”と筋骨格系の“痛み発現組織”についての臨床的検討』

 

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